百貨店情報
百貨店のチラシを使った販促/ホームメイト
チラシとは、商品を消費者にアピールするための紙の宣伝物のことです。「広範囲に拡散する」という意味合いがあり、語源は「散らし」からきています。「フライヤー」「ビラ」などとも呼ばれています。新聞の朝刊に折り込み広告としてチラシを入れ、百貨店のある地域に住んでいる住民や、沿線の住宅ポストにチラシを投函するなどの販売促進手段があります。
チラシの歴史「引き札」

日本におけるチラシの歴史は、江戸時代まで遡ります。江戸時代のチラシは「引札」もしくは「引き札」と呼ばれ「客を引き付ける」という意味がありました。
チラシの見た目
チラシは顧客の興味を引き付ける物であるため、派手な色使いが多用されています。当時は印刷費も高く色数が限られていましたが、現代では見栄えのする派手な配色や構図など趣向を凝らしたチラシがあります。チラシひとつで百貨店の売上を左右することもあるため、チラシでの販売促進には力が入れられています。
WEBチラシ
現代はウェブサイトやアプリをとおして閲覧可能な「WEBチラシ」と呼ばれるチラシもあります。実際に店舗で配布されているチラシや新聞の折り込みチラシと内容は同じ場合がほとんどです。自宅だけでなく、通勤、通学中にもスマートフォンなどでチラシを見ることができます。
チラシデザイナーの存在
チラシデザイナーとは、売上に効果的なチラシを作るためのデザインの専門家です。チラシのデザインは、売り出したい商品や催事の案内、百貨店が伝えたいメッセージなど圧倒的な情報量を扱いながら配置する仕事です。
チラシの専門用語
チラシを作成するうえでの専門用語が存在します。
- 金赤(きんあか)
- 「金赤」とは印刷用語の一種です。チラシの価格の数字や「特売!」「SALE」などの文字に使われる色のことです。特に目立たせたい場所に使う特殊な色です。
- コート紙
- チラシを印刷する紙の種類のひとつです。コート紙は艶のある紙です。
- マット紙
- チラシを印刷する紙の種類のひとつです。マット紙は艶のない紙です。
チラシを目立たせるテクニック
新聞の折り込みチラシや顧客の自宅ポストに投函されるチラシなど、百貨店のチラシのみならず大量のチラシの中から目立たせるために、チラシには様々な工夫がされています。
- 金赤を使って目立たせる
- 価格部分や強調したいメッセージ部分に金赤の色を使うと目立ちます。
- チラシの縁に色を付ける
- チラシの縁に色が付いているだけで、積み重なっている状態でも目立つようになり、大量のチラシの中でも目立ちやすくなります。